埼玉新聞

 

<新型コロナ>除菌電解水の給水器、志木市が全小中学校に配置 ドアノブや配膳などの除菌に活用

  • 志木市が全小、中学校に配置する除菌電解水給水器(志木市提供)

 志木市は28日、6月1日からの学校再開を控え、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、除菌電解水給水器を市内の全小、中学校と健康増進センターに配置する、と発表した。

 同電解水は除菌用アルコールの代用として、ドアノブや手すり、配膳などの除菌ができる。市によると、県内の自治体で小、中学校に同給水器を配置するのは珍しいという。

 配置する同給水器は高さ36センチ、幅26・5センチ、奥行き14・5センチで、1台約50万円。食塩水や希塩酸を電気分解して生成される除菌効果のある水で、洗浄や除菌用として幅広く活用されている。同市では各校の保健室に配置し、遮光性のボトルに入れて各教室で使用する。

 また、市はマスク不足などに対応するため、不織布マスク計11万5千枚(約630万円)を購入し、うち3万5千枚を全小、中学校に配布する一方、8万枚を感染症拡大の第2波に備えて備蓄する。

 市は「除菌電解水給水器はインフルエンザにも有効で、小、中学校は災害時の避難所になっており、幅広いメリットが期待できる」と話している。

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