埼玉新聞

 

<新型コロナ>夏用マスクも製作 洗って繰り返し使えて好評、吉川の会社マスク製作 地元キャラデザインも

  • 手作り感たっぷりのなまりんマスクは全部で5色(市提供)

  • 手作り感たっぷりのなまりんマスクは全部で5色(市提供)

 新型コロナウイルス感染症対策として、吉川市中野の縫製工場「生田プリーツ」が、繰り返し洗って使える抗菌布マスクを製作した。評判は上々で、現在までに3500枚を作り、市職員からの追加注文180枚をはじめ、夏用のマスクの製作も始めている。

 同社は市の新商品作製支援補助金20万円を活用。最初は無地マスク(250枚)と市のキャラクター「なまりん」プリントマスク(50枚)の2種類の計300枚を作製。プリントは市内の「マルタキ」が担当している。サイズはS(5歳~10歳用)、М(11歳以上で小顔の人用)、L(成人用)の3種類。また、なまりんは白、グレー、ベージュ、ピンク、水色の5色。

 使い心地は「表側はコットンのナチュラル感を生かした素朴な風合い。内側は優れた抗菌・抗ウイルス作用が確認されている加工を施した生地を使用し、立体マスクのパターンとノーズフィットワイヤー(非金属性)の効果で、隙間からの漏れを減少させており、耳が痛くなりにくく、長さ調整可能なソフトゴムを使用しているのが特徴です」と市商工課。同科の深堀邦彦さんは「ナマリンマスク4枚を購入しました。2日に1回は洗っています」と話していた。

 価格は無地マスクが800円、なまりんプリントマスクが850円(いずれも税抜き)。販売場所は市の観光案内所であるJR吉川駅前の「ラッピーランド」をはじめ、市内外の17店舗で取り扱っている。問い合わせは市商工課(電話048・982・5111)へ。

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