埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮の市場、ドライブスルーで食材調達 自宅で外食気分を、刺し身やおつまみなど用意

  • 支払いが済んだ商品を車内に運び込むスタッフ=23日午前、さいたま市北区の大宮総合食品卸売市場

 自宅で外食気分を楽しんでもらおうと、さいたま市北区の大宮総合食品卸売市場で23日、「ドライブスルー大宮マルシェ」が初開催した。新型コロナウイルス対策として「3密」を回避するとともに、新しい生活様式を踏まえた食材調達方法としてドライブスルー方式を採用。車で売り場にやって来た客に業務用の食材を販売した。

 催しを開催したのは大宮市場に店舗を構え、業務用食材を扱う関東食糧(桶川市)と、鮮魚を扱うグループ会社の山本水産(さいたま市北区)。外出自粛が続いている中でも自宅で外食気分をと、両社はマルシェを企画。食材はマグロの刺し身や各種魚の干物、パスタとソースのセット、居酒屋仕様のおつまみセットなどを用意した。

 売り場に車で訪れた客は、事前にインターネットで注文した商品を確認し、現金かスマートフォン決済「PayPay(ペイペイ)」で代金を支払い、商品を受け取った。客1組当たりの所要時間は約1分とスムーズ。価格を全て税込みで千円単位にして、釣り銭のやりとりを減らした。

 シマホッケやサバの開きなど6種類の魚を詰め込んだ干物セット(2千円)と、もつ煮込みや豚バラ大根など4種類のおつまみセット(千円)を購入したさいたま市大宮区の会社員男性(58)は「これをつまみに友人とのリモート飲み会を楽しみたい」と話していた。

 関東食糧の岸田健吾C&C市場部部長(53)は「食材を通じて楽しく食べる空間を提供したい。今までにない形を始めることで新しい客を呼び込み、地域を盛り上げたい」と、市場内の他店にもマルシェへの参加を呼び掛けているという。

 マルシェは当面、毎週火、土曜に開催。商品の受け取り時間は午前10時~同11時と午後1時~同2時。問い合わせは、関東食糧(電話048・664・4212=大宮市場内)へ。

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