埼玉新聞

 

伊勢丹浦和に“リボン”限定ショップ登場、あす26日まで セカンドキャリアで「リボン屋」の女性ら販売

  • 販売会でリボンの作り方を教える麻生麗子さん(右)=20日午後、さいたま市浦和区高砂の伊勢丹浦和店

    販売会でリボンの作り方を教える麻生麗子さん(右)=20日午後、さいたま市浦和区高砂の伊勢丹浦和店

  • 販売会でリボンの作り方を教える麻生麗子さん(右)=20日午後、さいたま市浦和区高砂の伊勢丹浦和店

 埼玉県さいたま市浦和区の伊勢丹浦和店6階で、リボンの販売や手作り体験会が26日まで開催されている。「&Rアクセサリーリボン協会」(三重県桑名市)の主催で、セカンドキャリアで副業や起業を目指す女性らが、手作りのリボンや関連商品を販売している。

 麻生(あさお)麗子さん(40)=さいたま市南区=は、大手金融機関に15年勤務。キャリアアップしたものの、2人の子どもが生まれ、仕事と家庭の両立に葛藤を抱えていたという。二女(4)の育休中にセカンドキャリアを考え、同協会の講師資格を取得。2021年3月、退職と同時に個人事業主として、自宅でリボン教室を開いたり、インターネット販売を行っている。

 今回の販売会には、子育て中の講師ら10人が働ける時間を考慮して参加。3回目の販売会という麻生さんは「みんなの力を合わせて乗り切りたい」。会社員時代は顧客の顔が見えなかったが、「きれいね、かわいいねと褒められると、すごくうれしい」と語る。

 自宅で働く母親の姿を見ている小1の長女(6)は卒園アルバムの将来の夢に、「リボン屋さん」と書いてくれた。麻生さんは「自分と家族を大切にしながら、社会との接点を持てる。やりがいがある」と話していた。

 販売しているのは、ヘアアクセサリーや子ども向けのバッグ、ハンドメイド作家とコラボしたバッグなどリボン関連の商品。販売時間は午前10時~午後7時、最終日の26日は午後6時半まで。
 

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