埼玉新聞

 

<新型コロナ>大宮繁華街の飲食20店デリバリーシステム「大宮味めぐり」スタート 和洋中食を広域配達

  • 注文を受けた料理を専用の宅配車両に積み込む料理人ら=16日午後、大宮駅東口

 さいたま市大宮区、大宮駅東口の繁華街で店を営む大宮南銀座商店会(小島敏也会長)は、飲食店を支援しようと、料理のデリバリーシステム「大宮味めぐり」を立ち上げた。配達開始に合わせ、16日、大宮駅東口近くのテラスで出発式が開かれた。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、飲食店の利用が大幅に減る中、同商店会がデリバリーのプロジェクトを企画した。飲食店が作った料理を商店会加盟社、タクシーや運転代行会社の協力を得て配達する。大宮区を中心に広域で配達を可能にした。利用者は、和洋中食、居酒屋など、飲食店20店舗以上のデリバリーメニューを楽しむことができる。

 この日の出発式には、商店会や飲食店関係者ら約50人が参加。ボクシング元世界王者の内山高志さんが応援に駆け付け「現役時代に支援してもらった。デリバリーをぜひ応援したい」とあいさつ。セレモニー終了後、早速、飲食店の弁当などを積み込んだ配送車両が駅東口ロータリーを出発した。

 小島会長は「新型コロナの影響で先が見えない中、少しでも飲食店の力になればと企画した。ぜひプロジェクトを成功させたい」と話している。

 申し込みは前日午後6時までに電話、ファクス、インターネットで。大宮区を中心にさいたま市中部、東部地域(岩槻区除く)で宅配が可能。宅配料は大宮区内500円、区外900円。支払いは現金。申し込みや詳細の確認はホームページで。

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