埼玉新聞

 

<新型コロナ>感染予防に白岡市が次亜塩素酸水を無料配布 不足する消毒液、ウエルテック社が提供

  • 次亜塩素酸水を受け取る商工会の会員=14日午前、市生涯学習センター駐車場

 新型コロナウイルス感染予防の一環として、白岡市は11~15日、市内小中学校や福祉施設などを対象に、次亜塩素酸水を無料で配布した。

 アルコール消毒液が不足する中、同市在住で、ウエルテック社(さいたま市)の水田章智代表が次亜塩素酸水を市に提供。市は配布時の混雑緩和などを考慮し、日を分けて、小中学校や高齢者施設、放課後児童クラブ、商工業者らに配布した。

 14日は市生涯学習センター「こもれびの森」駐車場で商工会の会員を対象に配布。市内の企業や事業所、飲食店の関係者が駆け付け、ポリタンクやペットボトルに液体を入れていた。中村輝久市商工会事務局長や市職員が会員に声を掛けながら、液を配布した。

 市内でタクシー業を営む男性は、外出自粛などを背景に、売り上げが6、7割落ちていると現状を説明。10リットルのタンクに液体を注ぎ「タクシーの車内や事務所の消毒に使いたい。ちょうど不足しているところなので、とても助かります」と話していた。

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