杉戸町は新型コロナウイルス感染拡大防止による休校措置で、在宅している小中学生に対し、弁当を無料配布した。配布日は1日までの計4日間で、町内の公民館で実施。対象は昼食の準備が困難な家庭の児童生徒たち。配布を希望する児童生徒は716人に上った。弁当作りは町内の7飲食店が協力し、費用は町の予備費を充てた。

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　初日の4月27日に53食を準備した中央公民館では、午前11時から午後1時までの2時間が配布時間。弁当はカレー、ハンバーグ、幕の内の3種類。さっそく弁当を取りに来た杉戸中学校2年生の男子生徒（13）は「友達のお母さんが弁当の無料配布を教えてくれて、電話で予約しました。支援してくれるのはありがたいです」と話し、自分と3人の弟の合わせて4食分を自転車で持ち帰った。

　弁当の中には「杉戸のお店の美味しいお弁当を食べて頑張っていこう」と古谷松雄町長のメッセージが添えられていた。また、弁当を取りに来た5歳と7歳の子供をもつ女性（43）は「きょうと明日は親の介護をしなければならないので、弁当を作る時間がないので、ありがたいです」と話していた。