埼玉新聞

 

<新型コロナ>本庄市、マスクバンク開設 善意で提供されたマスク、妊産婦らに配布

  • 届いている未使用の布マスク

 本庄市は24日、布製の手作りマスクの寄付を受け付ける「ほんじょうマスクバンク」を開設した。善意のマスクはマスクを必要としている妊産婦や高齢者、障害のある人に使用してもらう。

 新型コロナウイルス感染症の拡大でマスクの入手が困難な状態が続いている対策として取り組む。感染拡大の終息に向け地域で力を合わせ、助け合いの輪を広げていく。開設期間は5月29日まで。

 提供してもらうマスクは未使用の布マスク。形状は立体型、平型、もしくはプリーツタイプになる。サイズは縦9センチ、横17センチが目安。

 ボランティアの人たちでマスク作りも進めていく。そこで家庭で不要となっているガーゼやさらし、手ぬぐい、ゴムなどマスクに必要な素材の提供も受け付けている。

 完成したマスクは1枚ずつ小袋に入れて担当窓口に届ける。小袋のない場合は同市で提供するという。

 配布対象者は、妊婦や1歳未満の子を育てる母親、65歳以上の1人暮らし、70歳以上のみの世帯の人で介護認定を受けている人、1~3級の障害者手帳、療育手帳などの交付を受けている市民。

 同市地域福祉課、同市社会福祉協議会でマスクを受け付け、希望者に配布していく。

 問い合わせは、同課(電話0495・25・1142)、同会(電話0495・24・2755)へ。

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