埼玉新聞

 

たばこの煙を顔に吹き掛けられ激高…知人を殺害 男に懲役15年「強い力でナイフ突き刺した」/地裁

  • さいたま地方裁判所=さいたま市浦和区高砂

 幸手市で昨年7月、知人男性を刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われた幸手市の無職田中文雄被告(48)の裁判員裁判の判決公判が15日、さいたま地裁で開かれ、田尻克已裁判長は懲役15年(求刑・懲役17年)を言い渡した。

 判決理由で田尻裁判長は「強い力でナイフを突き刺したものと認められ、生命に対する危険性が相当に大きい」と述べた。

 判決によると、田中被告は昨年7月20日午前1時40分ごろ、幸手市内の駐車場で知人の月邨正英さん=当時(37)=と口論になり、顔にたばこの煙を吹きかけられたことに腹を立て、月邨さんの腹をナイフで刺して殺害した。

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