埼玉新聞

 

プラスチック工場で火災、春日部の工業団地 事務所など全焼 隣接会社も全員避難「なかなか消えないかも」

  • 消火活動が続く工場火災の現場=14日午後8時すぎ、春日部市豊野2丁目

 14日午後5時35分ごろ、春日部市豊野2丁目のプラスチック工場から出火、鉄骨2階建て工場と、3階建て事務所が全焼し、消防が消火活動を続けている。けが人などの情報は入っていないという。

 春日部署と消防によると、現場は豊野工業団地内の「東京山陽プラス」の工場。従業員から119番があった。

 現場は東武伊勢崎線一ノ割駅の東約2キロの工場などが立ち並ぶ地域。

 火災が起きた工場に隣接する会社の40代の部長男性は社員からの報告で火災に気付いたという。「外に出ると隣の工場がぼうぼうと燃えていた。風がこちらの方に吹いていたので、従業員は全員避難させた」と出火当時の状況を振り返った。

 同じ工業団地に工場を持つ70代の社長男性は「燃えたのは樹脂を扱っている会社。なかなか消えないだろう」と不安気に消火活動を見守った。

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