埼玉新聞

 

<新型肺炎>西武鉄道の社員感染、濃厚接触の社員数人を自宅待機に 当初は風邪と診断…感染経路が不明

  • 新型肺炎、西武鉄道社員が新型コロナ陽性

 西武鉄道(本社・所沢市)は9日、本社勤務の50代男性社員が新型コロナウイルス感染症に感染したと発表した。同社は本社ビルの消毒を実施するとともに、濃厚接触の可能性のある社員数人に当面の間、自宅待機を命じた。男性は技術系部署に所属しており、駅や列車の運行に影響はなく、客と接触する業務にも従事していなかった。男性は自宅療養している。

 同社によると、男性は3月28日から発熱の症状があり、同日に医療機関を受診。風邪の診断を受け自宅療養していたが、改善が見られなかったため、再度医療機関を受診したところ「インフルエンザ」と診断された。しかし、その後も発熱の症状が続いたことから、4月6日にPCR検査を実施し、8日に陽性と判明した。男性に直近の海外渡航歴はなく、感染経路は不明という。

 同社は「保健所と連携を取りながら必要な措置を適切に講じるとともに、お客さまや従業員の安全確保を最優先に感染予防と拡大防止に取り組んでいく」としている。

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