埼玉新聞

 

ラグビートップリーグ・パナソニック、熊谷市長を訪問 本拠地移転へ協力を要請 具体的な時期など協議へ

  • 会談前に握手を交わすパナソニックワイルドナイツの飯島均部長(左)と富岡清市長=13日午前、熊谷市役所

 ラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツの飯島均部長が13日、熊谷市役所に富岡清市長を訪問し、群馬県太田市から熊谷市への円滑な本拠地移転に向けて協力を要請した。県には8日に熊谷移転を申し入れている。

 チームは9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会後、試合会場の一つとなる県営熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)を本拠地とし、ラグビー場のある県営熊谷スポーツ文化公園内に練習場とクラブハウスを設置したい意向を示している。

 市長訪問は冒頭のみ報道陣に公開された。会談後、取材に応じた飯島部長は「移転に際し、お世話になった太田市、(隣接する群馬県)大泉町との協力関係の構築について、お力を頂きたいとお願いした」と説明した。

 熊谷市と太田市は利根川を挟んで隣接し、チームには熊谷市出身の山沢拓也選手ら埼玉ゆかりの選手も在籍している。

 飯島部長は「例えば、熊谷市の試合に太田市や大泉町の人が来たり、太田市の試合に熊谷市や行田市の人が来てくれる形ができれば」と語り、北関東のラグビー振興につながることを期待した。

 同チームと県、熊谷市は本年度中に相互連携協定を締結し、具体的な移転時期などについて協議する見通し。

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