埼玉新聞

 

ユズの香りの白あん包んだ「ゆず大福」好評 騎西のユズを砂糖漬け、加須の和菓子店が商品化

  • 「ゆず大福」を紹介する古山一男さん=加須市根古屋の和菓子店「美よ志」

 加須市根古屋の和菓子店「美よ志」(店主・古山一男さん)が、同市騎西地区のユズを使った和菓子「ゆず大福」(140円)を新発売した。さわやかなユズの香りの白あんを柔らかなもちで包んだ逸品。幅広い層に好評だ。

 同店はイチジクやイチゴなど地域のフルーツを生かした和菓子を数多く商品化している。古山さんは「騎西地区には思った以上にユズがいっぱいある。生かさない手はないと思った」と話す。

 古山さんは昨年暮れ、ユズの木のトゲに手を焼きながらも木に上ってユズを収穫した。ユズの皮を刻み、砂糖漬けにして仕込んでおいた。「今年から『ゆず大福』として販売した。ユズの香りがしておいしいと評判になった。よく売れている」とにっこり。

 仕込みの量の関係で、販売は4月中旬くらいまでだという。「もっとたくさんの量を仕込めば良かった。これからは、騎西地区のユズを使って『ゆず大福』以外にもユズの和菓子を開発していこうと思っている」と気をよくしている。

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