埼玉新聞

 

熊谷―成田結ぶ高速バス、4月以降運休へ 客が想定を下回り、燃料費も高騰 籠原駅―深谷駅も廃止に

  • 久喜市菖蒲バスターミナルなどから成田空港へ運行している国際十王交通の高速バス(提供)

 国際十王交通(熊谷市)は、熊谷駅などと成田空港(千葉県成田市)を結ぶ高速バス「成田空港線高速バス」について4月以降の運行を休止すると発表した。利用客が想定を下回ったほか、燃料費高騰などが要因という。

 同高速バスは国際十王の新島車庫(熊谷市)、熊谷駅(同)、鴻巣駅(鴻巣市)、モラージュ菖蒲そばの久喜市菖蒲バスターミナル(久喜市)を経て同空港を結ぶ路線で、千葉交通(千葉県成田市)との共同運行便。2017年10月の運行開始で、2月現在で1日4往復している。

 また熊谷駅から籠原駅(熊谷市)を経て深谷駅(深谷市)に向かう路線バスの「籠原駅~深谷駅」区間について、3月31日の運行をもって廃止することも発表した。少子高齢化やマイカーの普及で利用者が伸び悩んだほか、燃料費高騰が響いた点などを要因に挙げている。

ツイート シェア シェア