埼玉新聞

 

<高校ラグビー>関東新人の県勢見どころ 浦和、自慢の防御とFWに活路 立教新座、縦横無尽の攻撃が強み

  • (右)力強い突進で攻撃の中心となる浦和のナンバー8松永、(左)広い守備範囲と防御力が光る立教新座のロック太田

 ラグビーの第19回関東高校新人大会は9日、茨城県水戸市のツインフィールドで1都7県の代表16校が参加して開幕。決勝は17日に千葉県成田市の中台運動公園陸上競技場で行われる(12時15分)。埼玉県勢は、県高校新人大会で優勝し、6年ぶり4度目出場の浦和が1回戦で慶応(神奈川2位)と、同準優勝で初出場の立教新座が日川(山梨1位)とそれぞれ対戦する。

 大会は全国高校選抜大会(3月29日~4月7日・熊谷ラグビー場)の選考材料となる。昨年の選抜大会で桐蔭学園(神奈川)が連覇したため、昨年と同様に関東の枠は1増の6校。浦和は開催県枠で既に出場を決めている。立教新座は6位以内なら自動的に、7位以下でも浦和が6位以内なら開催県枠で出場できる。

 43年ぶりに県新人大会を制した浦和は、持ち前の防御力で慶応の大型FWをいかに止められるかが肝心。アタックは、FB高田の正確なキックで冷静にエリアを取り、フッカー山際、ロック梯、ナンバー8松永ら推進力のあるFWで仕留めたい。

 初陣の立教新座は、ロック太田やナンバー8田中ら守備範囲が広いFWで、日川の縦突破を防ぎたい。グラウンドを広く使い、どこからでもトライが奪える攻撃は、突破力のあるフッカー二木や田中、外から切り裂くFB丸山の決定力がカギ。

 また、16日に中台運動公園球技場で行われる都県対抗戦で、C組の埼玉は茨城と対戦する(13時)。草加の小林監督が指揮を執り、深谷や昌平を中心としたメンバーで臨む。勝てば、来年のB組昇格が決まる。

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