埼玉新聞

 

小3はねられ一時重体…今もリハビリ中 居眠り運転の女性巡査を書類送検 当直勤務明け 県警が戒告処分

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 さいたま市見沼区で昨年10月、小学3年の男児(9)が車にはねられて重傷を負った事故で、県警は20日までに、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、車を運転していた武南署刑事課の女性巡査(27)をさいたま地検に書類送検した。19日付。関係者によると、県警は19日、女性巡査を戒告の懲戒処分とした。

 書類送検容疑は昨年10月7日午後5時50分ごろ、さいたま市見沼区大和田町2丁目の県道で軽乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた同区の小学3年の男児をはね、頭などに重傷を負わせた疑い。

 捜査関係者によると、男児は一時意識不明の重体になり、今もリハビリ中。女性巡査は居眠りし、信号無視した疑いがあるという。

 大宮東署によると、現場は片側2車線の直線道路で横断歩道があり、手押し式の信号機が付いていた。女性巡査は当直勤務明けで、自家用車で帰宅途中だった。

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