埼玉新聞

 

かつては「各駅停車が通過する駅」と…JR浦和駅が開業140周年記念式典 きょうも駅周辺でイベント開催

  • 駅開業140周年をくす玉で祝った清水市長(左から2人目)ら=29日午後、埼玉県さいたま市浦和区のJR浦和駅

    駅開業140周年をくす玉で祝った清水市長(左から2人目)ら=29日午後、埼玉県さいたま市浦和区のJR浦和駅

  • 駅開業140周年をくす玉で祝った清水市長(左から2人目)ら=29日午後、埼玉県さいたま市浦和区のJR浦和駅

 JR浦和駅の開業140周年を記念した式典が29日、駅東西連絡通路で行われた。同駅は1883(明治16)年7月28日、日本鉄道会社が上野―熊谷駅間を開業した時に併せて開設した。前日がちょうど140周年の節目に当たる。現在では1日平均で約8万4千人が利用する。

 式典には清水勇人さいたま市長、西林正文浦和区長らが出席。くす玉を割って祝った。鳥羽三男駅長は「浦和駅は過去“各駅停車が通過する駅”とさえ言われる時代があった。今では県都にふさわしく誇らしい駅に成長した。地域の皆さんとこの日を祝うことができてうれしい」とあいさつ。清水市長は「県都や文教都市として成熟した魅力や生涯を通じて幸せを感じられる浦和のまちづくりを(駅と)共に推進したい」と述べた。

 この日は夕方まで駅構内や東口駅前市民広場では鉄道グッズの販売、警察や消防の車両の展示、ステージイベントなどが行われ、お祭りムードでいっぱい。同市内から来場した男性は「久しぶりに活気が戻ってきた感じ。子どもたちが鉄道グッズを集めているので、少しでもレアなものを買っていきたい」と話した。

 30日も浦和パルコや伊勢丹浦和店、周辺の五つの商店会などと連携して子ども向け縁日や模擬店、写真パネル展などが行われる。

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