埼玉新聞

 

ファイブイズホーム、今期も増収増益へ 営業エリア拡大 中期経営計画、連結売上高390億200万円目標

  • 事業計画を発表する細井保雄社長=群馬県太田市

 県北部を中心に建売住宅や土地開発などを幅広く手掛けている総合住宅メーカー、ファイブイズホーム(埼玉県行田市、細井保雄社長)は4日、群馬県太田市内で、2月から来年1月までの事業計画を発表した。群馬県高崎市、栃木県小山市、同栃木市、東松山市に新規出店し、営業エリアを拡大。5月には新商品も投入し、年間1200棟の引き渡し棟数を目指す。

 同社と連結対象の埼玉相互住宅(本社・越谷市)の売り上げは308億4600万円(前期比14・6%増)、経常利益22億2900万円を計画している。

 中期経営計画も公表し、第44期(23年1月期)の数値目標は、引き渡し棟数1500棟、連結売上高390億200万円、同経常利益31億8300万円とした。住宅業界の着工棟数が年々減少している中、同社は、エリアに集中してトップシェアを目指すドミナント型と自社エリアに隣接したエリアに拡大するアメーバ戦略を引き続き展開し、今後3年間も増収増益を見込む。

 細井社長は「住みたい場所に住みたい家を購入できる価格で提供するためにお客様満足を第一義として邁進したい」と述べた。

 また第41期(20年1月期)の着地見込みも発表され、引き渡し棟数1015棟、売り上げ269億円(前期比7%増)、経常利益17億円の見通し(いずれも連結)。栃木県や茨城県へ新規出店し、顧客情報の集約と早期対応策として社長室直下にCS課の配置や生産能力確保と生産性の向上を図った。

 18年度新築住宅着工棟数ランキングによると、同社は、行田市、熊谷市、鴻巣市など県内や群馬県の計8市でトップシェアを獲得した。

 発表会後は、新年会も行われ、来賓、取引企業、社員ら約500人が出席した。

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