埼玉新聞

 

主演の寛一郎さんら川口市長を訪問「住んでみたい」 川口舞台の映画「君がまた走り出すとき」公開に先立ち

  • 市役所を訪れた、左から松原智恵子さん、寛一郎さん、奥ノ木信夫市長、山下リオさん、中泉裕矢監督=4日、川口市役所

 2018年夏のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭でオープニング上映作品として川口市が製作した映画「君がまた走り出すとき」が3月に全国で順次ロードショーとなる。これに先立ち、中泉裕矢監督(39)、主演の寛一郎さん(22)、山下リオさん(26)、松原智恵子さん(74)らが市役所に奥ノ木信夫市長を表敬訪問した。

 映画は人生で挫折した青年がひょんなことから山下さんとその祖母が演じる家族の一員となり、マラソンと出会い、やり直しの走路に出て行く物語。

 寛一郎さんは「撮影では川口に連泊した。住んでみたい街だと思った。川口を走って、空気がおいしい、市民が優しいと感じた」と話し、山下さんは「荒川を走り、とても気持ちがよかった。市民の応援で元気が出た」と川口の印象を語った。

 松原さんは「挫折した人たちもきっと元気がもらえる映画になったと思う」。中泉監督は「一歩前に進むことの大切さを見る人に伝えたい」と話した。

 奥ノ木市長は「1962年公開の『キューポラのある町』の時代とは違う川口の一面が、この映画で表現できたと思う。川口はほぼ東京だ。全国の人に川口の新しい一面を見てほしい」と期待を語った。

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