埼玉新聞

 

<埼玉県駅伝>一般・高校女子、昌平高が2連覇 1区木下からトップの座渡さず、2位に3分差以上つけ圧勝

  • 一般・高校女子の部 2連覇を達成した昌平高のアンカー鈴木ひらりがフィニッシュする

 第87回埼玉県駅伝は2日、男子はさいたま新都心駅前、女子は鴻巣駅東口付近から熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にゴールするコース(男子=6区間42・195キロ、女子=5区間20・5キロ)で、男女4部門に計108チームが参加して開催された。

 一般・高校女子の部は全国高校駅伝で13位に入った昌平が1時間11分12秒で2年連続3度目の優勝を飾った。1区木下から一度もトップの座を明け渡さず。5区間中4区間で区間賞に輝き、2位埼玉栄に3分以上の差をつけて圧勝した。3位には本庄第一が続いた。

■全国上位の地力発揮/昌平高

 「大会新を狙っていたが、北風が強くて影響された」。一般・高校女子の部で2連覇を達成した昌平高の浅賀監督は渋い顔。それでも5区間中4区間で区間賞を獲得。2位埼玉栄高に3分差以上をつける独壇場だった。

 1~3区の1年生3人で早々に勝負を決めた。1区木下が快調に滑り出し、2区丹羽が差を広げて3区境へ。「練習が積めていて、自信になっていた」と安定感が買われて起用された成長株は昨年、先輩鈴木が出した4分44秒に並ぶ区間タイをマーク。4区の2年生四元とつなぎ、アンカー鈴木は笑顔でゴールした。

 全国高校駅伝で同校過去最高の13位に入った力を示した。全国で1区を走った3年生鈴木は「これからも昌平の代表として、頑張ってほしい」と後輩たちにさらなる明るい未来を託した。

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