埼玉新聞

 

桶川市制50周年の記念ロゴマーク制作 中1男子のデザイン採用「びっくりした」

  • 「桶川市制50周年ロゴマーク」をデザインした渡辺大志さん(中央)=桶川市立加納中学校

  • 桶川市の市制50周年記念ロゴマーク

 桶川市は、11月に市制50周年を迎えるのを前に記念ロゴマークを制作した。デザインしたのは市立加納中学校1年の渡辺大志さん(12)。「選ばれてびっくりした」と照れながらも、「たくさんの人からすごいねって言われた」とうれしそうに話した。

 「市制施行50周年ロゴマーク」は、市内の全中学校4校から代表1案を選出。学校名や名前などを伏せて、市内全小学校7校の児童の投票によって、渡辺さんの作品に決定した。

 市のマスコットキャラクター「オケちゃん」と桶川市の「桶」をモチーフにしたデザインは、数時間でイメージし、30分くらいで書き上げたという。「オケちゃんが桶から飛び出していることで桶川の発展をイメージした」と渡辺さん。最優秀賞の知らせを担任の小倉詩織教諭から聞いた時は「やった!と思った。でも表彰されたり、いろいろな所に使われると聞いて、ちょっと緊張した」。12月の市報やオケちゃん年賀はがきに印刷されたロゴマークを見て、「すごい」と驚きの表情を見せていた。

 杉田勝弘校長は「夏休みの宿題としてたくさんの生徒が描いた。良い作品がいっぱいあったが、その中でも渡辺君の作品が一番桶川のイメージに合っていた」と話す。

 渡辺さんはテニス部に所属。絵は得意で小学生時代からほぼ毎年、市の美術展で入賞している。

 「市制50周年記念ロゴマーク」は、今後市の情報発信や機運醸成などさまざまな場で活用される。

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