埼玉新聞

 

<高校ラグビー>浦和、リラックスし調整 松永主将「1勝して緊張なくなった」 30日、青森山田戦

  • 青森山田との2回戦に向け、タックルを確認する浦和の選手たち=29日午前、京大宇治グラウンド

 第99回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、冬の全国大会初勝利を挙げた埼玉代表で6大会ぶり3度目出場の浦和は、初出場の青森山田と対戦する(15時15分・第3グラウンド)。試合を翌日に控えた浦和は29日、京都府宇治市の京大宇治グラウンドで約1時間半、最終調整した。

 玉島(岡山)との1回戦に出場したメンバーは、5対5のタックルやダブルタックルなどの練習に続き、ハーフコートを使った試合形式で汗を流した。トレーニングする選手たちからは時折、笑顔が見られリラックスした様子。控えメンバーは最終調整の後、さらに四条畷(大阪)との練習試合も実施した。

 三宅監督は「青森山田のトンガ人留学生に対して、3人、4人でタックルにいくことを意識付けた」と、練習の狙いを説明。主将でナンバー8の松永は「1勝して日を重ねるごとに緊張もなくなった」と納得の表情を見せ、「花園で正月を迎えることは全ラガーマンの夢。与えられたチャンスをものにしたい」と、元日に行われる3回戦進出へ決意を新たにした。

■新攻撃プラン本番に手応え/ロック梯

 FWリーダーのロック梯は、青森山田戦に向けて新たな攻撃プランの最終チェックに励んだ。「青森山田対策として二つ、三つ用意できた」と手応えを口にする。

 大阪入りした24日から、2回戦で青森山田と当たることを想定。ラインアウトで確実にボールを獲得するため試行錯誤を重ね、本番で使えるめどが立ったという。「相手に効くと思う。バックスとうまく絡んで得点につなげたい」と話していた。

■しっかり守りアタックへ/FB高田

 BKリーダーのFB高田は「青森山田は初出場だが、身体能力が高くて計算外のプレーをしてくる」と警戒する。全体練習が終わると、ハイパントなどのキックを入念に確認。中学時代はサッカー部に所属し、高校入学前には英国へサッカー留学した経験を持つだけに、精度のいいキックを見せていた。

 背番号15は「しっかりディフェンスをすれば、相手もしびれを切らすと思う。その瞬間を逃さずにアタックしたい」と、攻略法をイメージしていた。

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