埼玉新聞

 

盛り上がる恵方巻き商戦、ロス対応も ヤオコー、イオン、がってん寿司、コープなど県内各社が趣向凝らす

  • イオンの県内店舗では「鮨(すし)よしたけ」監修の恵方巻きなど12種類以上の恵方巻きを販売=イオン与野店

 「恵方巻き」商戦が今年も盛り上がっている。各社とも趣向を凝らした豊富な品ぞろえで集客増を目指す。一方、売れ残った恵方巻きの大量廃棄が問題になっていることを受け、食品ロスが出ないよう、製造調整や事前予約の呼び掛けなどの対応も行っている。

 ヤオコー(川越市)は、子ども、女性、高齢者も食べやすいハーフサイズの品を含め14品を販売する。今年は新たに16種の雑穀米と、ニンジンや紫キャベツなど5種の野菜が入ったヘルシーな恵方巻「雑穀酢飯で巻いた蒸し鶏と5品目のサラダ巻」(税別798円)を投入。健康志向の需要の取り込みを狙う。

 毎年、前年の販売実績を踏まえた製造で、ほぼ売り切っているという同社。今年も特に販売計画数は減らさないという。3日のほか、2日が土曜日で前倒し需要もあると想定している。

 県内で22店を展開するイオンリテール(千葉市)は格付け本「ミシュランガイド東京」で三つ星評価の「鮨(すし)よしたけ」(東京都)監修の恵方巻き(税別980円)を今年も販売。埼玉を含め関東4県限定の洋風恵方巻きも売り込み、「和」と「洋」の両面から需要を取り込む。与野店など一部店舗では3日限定で「カリフラワーライスの優しい恵方巻き」(同698円)を販売。「当日の状況を見て、店内の作る量を調整して売り切りたい」と力を込める。

 人気寿司店「がってん寿司」などを展開するRDCホールディングス(熊谷市)は、職人手作りの恵方巻を販売。メインはハーフサイズの海鮮恵方巻(税別480円)で、煮穴子、イクラなど10種のネタが入る。予約限定の「豪華海鮮招福太巻」(同1700円)にはサーモン、イクラ、カニなど13種のネタ。毎年、販売の大半が事前予約で、今年も前年までの実績を分析し準備。購入日前日までの予約で1割引となることから、事前予約を呼び掛けている。

 コープみらい(さいたま市南区)は店内製造設備のある県内22店舗で15商品を販売。末広がりの「八」に掛けた「八種具材の海鮮恵方巻」(税別980円、ハーフは498円)、本まぐろ入りまぐろたたきや本ずわいがになどを使った「本まぐろ入り招福海鮮恵方巻」(同1580円、ハーフ798円)などが店頭に並ぶ。担当者は「ニーズが高い、食べ切れるハーフ商品を増やした。毎年、組合員の要望や過去の売り上げ、曜日などを分析して生産・販売計画を立てており、今年もロスが出ないよう予約販売を重点的に展開した」と話していた。

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