埼玉新聞

 

過去問の重要性指摘 久喜で埼玉新聞教育セミナー 教育ジャーナリスト梅野さん、冬休みからの勉強法語る

  • 「学校選択問題採用校を受験する生徒は、東京都や他県の過去問演習もやるべき」と話す梅野弘之さん=15日、久喜市伊坂の栗橋文化会館イリス

 県内の高校入試情報について発信する「埼玉新聞 教育セミナー」が15日、久喜市南栗橋の幸彩学習塾(根岸孝之代表)に通う生徒と保護者を対象に、同市伊坂の栗橋文化会館イリスで開催された。教育ジャーナリストの梅野弘之さんが登壇し、「冬休みからの勉強法」をテーマに講演した。

 梅野さんは「これからの勉強の中心は過去問演習。過去問をやらないと、出題傾向は把握できない」と前置きした上で、昨年の県公立高校入試の各教科の誤答率、無答率が高かった問題を分析。

 国語の漢字問題の難化、理科の地学分野の出題の規則性など、出題傾向を挙げ、「過去問に取り組むときに、できた、できなかったで一喜一憂するのではなく、どのような傾向があるのかを探ることが、無駄のない受験勉強につながる」と話すと、受験生も保護者も真剣な表情で耳を傾けていた。

 「埼玉新聞 教育セミナー」は、県内の学習塾や学校などへ出張し、県内の最新の高校入試の情報を発信するセミナー(有料)。セミナーの具体的なテーマは、申し込みの際に希望することができる。

 申し込み・問い合わせは、埼玉新聞ホームページへ。

ツイート シェア シェア