埼玉新聞

 

<高校ラグビー>準決勝の見どころ 川越東―昌平、攻撃力高い両チーム互角 攻め上回る鍵は

  • 川越東のSO北園(左)、昌平のWTB松村(右)

 ラグビーの第99回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)第5日は9日、熊谷ラグビー場Aグラウンドで準決勝を行い、決勝に進出する2校が決まる。対戦カードは昌平ー川越東(12時)、浦和ー正智深谷(13時30分)。

 第1シード浦和、第2シード川越東、第3シード昌平のAシード勢に加え、Bシードから唯一、第5シードの正智深谷が勝ち進んだ。熱戦の見どころを探った。

■川越東―昌平 個々の力高く互角

 突破力がある川越東、素早い展開力を備えた昌平。個々の能力が高い攻撃的な両チームはほぼ互角だ。ブレークダウンからテンポの速い球出しで連続攻撃を仕掛ける昌平と、縦へのアタックを多用する川越東。どちらの攻めが上回るか。

◇川越東

 ナンバー8佐藤や渡辺、住吉の両WTB、FB江田ら決定力がある選手がそろう。タックルが得意なSO北園や球さばきが早いSH西ケ谷のハーフ団も安定感があり、ボールを回しながらキックも有効に使ってエリアを確保していく。

◇昌平

 快足を飛ばして敵陣に切れ込むWTB松村とナンバー8藤本、キックの精度に定評があるSO篠崎が得点源になる。両プロップの染谷と森は、縦に強い。テンポの早い球出しでゲームをコントロールするSH村田の機転が利いた判断も鍵。

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