埼玉新聞

 

<ラグビーW杯>日本代表に熊谷から熱い応援 ファンゾーンでサモア戦のPV、目指す8強入りを後押し

  • PV会場で日本対サモアの試合を応援するファン=5日夜、熊谷市本町のコミュニティひろば

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が5日、1次リーグ第3戦でサモアと対戦した。熊谷市本町のコミュニティひろばのファンゾーンで試合のパブリックビューイング(PV)が開催され、来場者はキックオフ直前からスタジアムに負けないぐらい熱い応援を送り続け、初の8強入りを後押しした。

 ファンゾーンで応援するのは3回目という熊谷市の大草講一さん(67)は前の試合の日本対アイルランド戦について、「前半の点差で行けると思った」と振り返り、「日本は後半に強い。もう一度、壮行試合で対戦した南アフリカとベスト4を懸けて戦ってほしい」と話した。

 寄居町立寄居中学校ラグビー部3年の佐藤凛さん(14)は「今日も勝って上位6位以内に入ってもらいたい」とエールを送り、一緒に来ていた父親の和彦さん(55)も「日本は開催国。決勝トーナメントでニュージーランドと戦ってほしい」と期待した。

 熊谷市の自営業飯島亮輔さん(48)は県立熊谷工業高校時代にラグビー部に所属し、ファンゾーンに来たのは初めて。「ラグビーは年を取ってもできて人生に例えられる。今日は勝つ試合」と力を込めた。

 会場の外で応援する人たちも大勢いた。大会ボランティアの大久保千明さん(32)は熊谷市在住で、「市民として熊谷にこんなに人が集まっているのがうれしい」とほほ笑んだ。大学生の島村愛花さん(20)も「皆さんが一体になって応援できるようお手伝いし、優勝してほしい」と話した。

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