埼玉新聞

 

ダート競馬の祭典、浦和競馬で初のJBC競走成功を さいたまで協議会、ビッグレースに向け意見交換

  • 浦和競馬場で開かれた推進協議会

 11月4日にさいたま市南区の浦和競馬場で初開催される「第19回JBC競走」に関する推進協議会が4日、同競馬場で開かれた。

 JBC競走は地方競馬の発展と競走馬の生産振興などを図るため2001年に創設。地方競馬で最も格付けの高い「JpnI」レースが3競走行われることから「ダート競馬の祭典」と呼ばれる。

 浦和競馬場では約3万人の来場者を想定し約60億円の売り上げを見込む。JBC競走に向けては新2号スタンドの建設をはじめ、走路やパドックの拡張、待機馬房の増築、植栽の整備など準備を進めている。

 協議会には県浦和競馬組合や同組合議会、県、さいたま市、地元自治会など協議会を構成する関係者らが出席。指定席の事前販売やインターネットの無料公衆無線LANを活用した発売環境の整備、渋滞緩和を目的に公共交通機関の利用を中心としたアクセス計画など1カ月後に迫ったビッグレースに向けて意見を交わした。

 県浦和競馬組合の高山次郎副管理者は「JBC競走の成功は関係者の協力が不可欠。ダート競馬の魅力を日本全国に、そして世界に発信していきたい」と話した。

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