埼玉新聞

 

外遊び中、遊具ロープが首に…久喜の保育園で事故、3歳男児が重体 園庭の土山、他の園児が発見

  • 男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

    男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

  • 男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

 2日午前10時28分ごろ、埼玉県久喜市栗橋東2丁目、「なずなの森保育園」から「遊具のロープが首に巻き付き、園児の意識がない」と119番があった。同保育園に通う男児(3)が首を負傷しており、意識不明の状態で救急搬送された。幸手署は、業務上過失傷害の疑いも視野に、事故原因などを慎重に調べている。

 同署によると、男児は園庭にある土で盛られた山で遊んでいた。山は高さ数メートルで、頂上に刺さったくいにくくり付けられた形でロープが垂れていた。ロープは山を登ったり下りたりする際に使われていた遊具だという。

 男児の近くで遊んでいた園児が首にロープの絡まった男児を発見。知らせを受けた保育士が119番した。保育士らはロープを切るなどして救助したとみられる。

 事故当時、園庭では34人の園児が遊んでおり、6人の保育士が園児らを見守っていたという。当時は園児らが外で遊ぶ時間帯だった。

 なずなの森保育園の男性理事長は「事故を起こしてしまって申し訳ない」とコメントした。

 現場はJR栗橋駅から南東に600メートルの住宅街などが立ち並ぶ地域にある保育園。

ツイート シェア シェア