埼玉新聞

 

川越の観光客、734万人で過去最高 テレビ番組の放映増も要因か 外国人も過去最高、さらに増加も見込む

  • 蔵造りの町並みのシンボル「時の鐘」=23日、川越市

 川越市は23日、2018年の同市への観光客が前年比10・8%増(71万4千人増)の734万2千人で、過去最高だったと発表した。うち外国人も同41・6%増(8万2千人増)で、こちらも過去最高の27万9千人だった。

 市観光課によると、「川越まつり」(10月20、21日)が前年比32・3%増の96万6千人だったのをはじめ、川越のシンボル「時の鐘」を訪れた人は16%増の96万2千人、菓子屋横丁が8・4%増の63万人、人気が高まる氷川神社の「縁結び風鈴」(7月1日~9月9日)が同42・9%増の50万人となった。

 喜多院の初詣客は同40%増の42万人に上った。

 外国人観光客数は国別では台湾、中国、タイ、韓国、米国の順に多かったという。

 市観光課は「昨年は天候にも恵まれ、テレビ番組での放映数が増加(17件から39件)したなどが一つの要因」と分析。

 今年は熊谷市などで開催されるラグビーのワールドカップ(W杯)、来年は東京五輪も控えており、「さらに外国人の観光客の増加も見込まれるので、今後も受け入れの整備を進めていきたい」としている。

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