埼玉新聞

 

<茨城国体>埼玉、水泳の競技別天皇杯で4位 皇后杯は2位 競泳400メドレーR、少年女子AがV2

  • 競泳 少年女子A400メートルメドレーリレー決勝 4分3秒94で2連覇し、第4泳者の山本を迎える埼玉チーム。(右から)井坂、酒井、田嶋=山新スイミングアリーナ

  • 競泳 成年男子400メートルメドレーリレー決勝 2位に輝き喜び合う第2泳者の松村(右)ら埼玉チーム

 第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」は16日、ひたちなか市の山新スイミングアリーナなどで会期前競技が行われ、競泳少年女子A400メートルメドレーリレーの埼玉(酒井、井坂、田嶋、山本)が4分3秒94で2連覇を達成した。

 成年男子400メートルメドレーリレーの埼玉(内藤、松村、赤羽根、荻野)は3分37秒05で2位。水球少年男子の埼玉(選抜)は決勝で鹿児島に10―12で競り負け、準優勝だった。

 埼玉は水泳の競技別天皇杯(男女総合)は232点で4位。皇后杯(女子)は130・5点で2位だった。

■先輩からのバトン、来年に/2連覇のリレーチーム

 少年女子A400メートルメドレーリレーは4分3秒94で2連覇。昨年のチーム(酒井、宮坂、田嶋、永島)が記録した4分3秒18の大会新に及ばなかったものの、貫禄たっぷりの泳ぎを披露した。

 第1泳者の酒井は「自分の泳ぎがチームの結果になる。責任を持って泳ぐ」と200メートル背泳ぎの女王が59秒54で第2泳者へ。井坂は「チームのために頑張る」と気合を入れ、一かき一蹴りを大切に、後続につないだ。

 第3泳者の田嶋は全国高校総体、ジュニアオリンピックと過密日程の中、今大会では3日連続の出番となったが「最後だから頑張らなきゃ」と疲れを感じさせない意地の泳ぎ。

 3年生の頑張りに「気持ちで負けない」と2年生アンカーの山本。1日目の400メートルリレーの第2泳者で順位を落として涙を流した悔しさをぶつけた。

 酒井、田嶋は少年女子Bの時を含めて、メドレーリレーで4連覇し、井坂は今大会初の栄冠。山本は、「いいチームだった」と先輩から託されたバトンを来年につなぐ意気込みだ。

■予選8位から躍進

 成年男子400メートルメドレーリレーは、予選8位通過からジャンプアップだ。決勝では3分37秒05で準優勝に輝いた。

 第1泳者の背泳ぎ内藤は「調子が良かったし、集中できていた」と序盤から快調に飛ばし、先頭で第2泳者へつなぐ。平泳ぎの松村は日本学生選手権の疲れもあり、愛知に抜かれたものの「愛知が強いのは知っている。付いていこう」と粘りの泳ぎで踏ん張った。

 「先輩が頑張ってくれている」と第3泳者のバタフライの赤羽根は力を振り絞り、第4泳者の今大会で引退を決意している荻野に託す。アンカーは「競り負けたくない」と2位でゴールした。

 競泳生活の集大成となった自由形で100メートルの今季ベストをマークした荻野。「結果を出せたし、楽しめてよかった」と笑顔で花道を飾った。

■女子選手の活躍光る

 埼玉は水泳の競技別天皇杯は4位だったものの皇后杯で2位と特に女子の活躍が光った。戸川晴夫総監督(春日部共栄高教)は「周りのレベルが上がっている中でよく頑張った」と選手をたたえた。

 今大会から加わった水球女子で目標にしていた5位、アーティスティックスイミングでは6位。この要因について「選手間の情報共有が大きい」と同監督。日本代表に選ばれた選手が、世界で得た経験を仲間に伝えて、練習に生かすなど相乗効果が生まれている。

 男子も奮闘したが、男女の総合成績は昨年から順位を一つ落としたのは事実。同監督は「選手や指導者が一生懸命にやってくれているが、県内での練習環境が周りより劣っている。その結果が顕著に(男子に)出た」と不安な思いを口にした。

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