埼玉新聞

 

スズメなど3千羽が死ぬ 台風15号の暴風雨が影響か 県内11市町で死骸確認 素手で触れないで

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は11日、久喜市やふじみ野市など県内11市町でスズメとムクドリ計約3千羽が死んだと発表した。死骸が確認されたのが台風15号が埼玉に接近した9日に集中していることから、県みどり自然課は「暴風雨が影響したとみられる」としている。鳥インフルエンザの簡易検査の結果は陰性で、農薬などの化学物質も検出されていない。

 同課によると、9日午前10時15分以降、県の環境管理事務所や市から同課に野鳥が複数死んでいるとの通報が寄せられた。久喜市除堀でスズメ約千羽が死に、ふじみ野市ふじみ野ではスズメとムクドリ約870羽が死んでいた。

 同課は、野鳥の死骸を発見しても病原体を持っている場合もあるので素手で触れないように注意を呼び掛け、県や発生市町での監視を強化する。

ツイート シェア シェア