埼玉新聞

 

「助けて」と叫び20メートル走、手にかみつく練習も さいたまで親子防犯教室、不審者から逃げる方法学ぶ

  • 足を激しく動かして、犯人役に見立てた保護者から逃げる練習をする児童=さいたま市緑区

 万が一、子どもが登下校時などで犯罪に遭遇した時に回避行動が取れるようにと、さいたま市緑区のプラザイーストで、小学生と保護者を対象にした「緑区親子防犯教室」が開かれた。参加した約20人の小学1、2年生は自分のランドセルを持参し、防犯ブザーの鳴らし方や大声を出して逃げる方法など、実際に体を動かして対処法を学んだ。

 教室は昨年も夏休みに行われ、今回で2回目。緑区などが主催し、NPO法人体験型安全教育支援機構(東京都文京区)のメンバーが講師を務めた。前半は紙芝居や講義で最近の犯罪状況などを学び、後半は実践訓練を行った。

 参加した児童たちは登下校中に不審者から写真を撮られて110番する練習や、不審者に手をつかまれた時の逃げ方などを学んだ。いざ手をつかまれて命が危ないと感じた時は「大声を出す」「相手のすねを蹴る」など、緊急時の対処法も細かく学んだ。

 講師を務めた八手紘子さん(31)は「長い夏休みが終わり、子どもたちの心にも隙ができやすい時。こういう時こそ防犯意識を高めることが必要」と話す。

 最後は保護者を犯人役に見立て、「助けて」と叫びながら20メートル走って逃げる練習や、保護者の手に巻かれたタオルにかみつく練習なども行った。

 道祖土小学校2年の五十嵐優真さん(8)は「つかまれて危ない時は今日学んだことを生かしたい」と役立った様子。母親の香織さん(41)は「下校時はいつも一人なので不安。保護者としても、とても勉強になった」と話していた。

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