ピアノ2台で奏でる贈り物 ドゥバイヨンと村田理夏子夫妻デュオ20年
国際的に活躍するピアニスト夫妻のパスカル・ドゥバイヨンと村田理夏子が、デュオ活動を始めて20年になるのを記念して、新作アルバム「2人で紡ぐ3つのソナタ」を発売した。ブラームスとプーランクそれぞれによる「2台ピアノのためのソナタ」などを収録。11月29日には東京・王子ホールでリサイタルも開く。
「作曲家の望みに少しでも近づきたい」と願う2人が奏でる音楽は、まるでオーケストラの演奏のように立体的で音色が豊富。ドゥバイヨンは「(2人で弾くからこそ)アイデアを交わし合い、表現が広がる」と利点を話す。
村田はドゥバイヨンを「謙虚で真摯に音楽に向き合っている」と評価、ドゥバイヨンも村田に「模索しながら変化し続けている」と信頼を寄せる。アルバムで取り上げたブラームスの作品は代表作「ピアノ五重奏曲」の基になった悲劇的ながら力強い曲で、長く活動する自分たちへの「贈り物」という感覚で演奏した。
2022年からは、居住する千葉県流山市で国内外の一流演奏家による公演を行う「NAGAREYAMA国際室内楽音楽祭」を2人でプロデュース。ドゥバイヨンは「戦争などさまざまな問題が起きている今こそ、音楽を通して多くの人が集まり、交流する場をつくりたい」と語る。
村田は2人の演奏について「聴く人それぞれの受け止め方で、想像力を働かせながら2台ピアノならではの広く深い音楽に浸ってほしい」と話した。
今年のNAGAREYAMA国際室内楽音楽祭は11月21~23日に千葉・スターツおおたかの森ホールで開催











