埼玉新聞

 

家族の本音えぐり出す実験 「果てない 甦る母篇」の高橋克実

  •  満面の笑みを浮かべた高橋克実

     満面の笑みを浮かべた高橋克実

  •  舞台「果てない 甦る母篇」のチラシ

     舞台「果てない 甦る母篇」のチラシ

  •  舞台「果てない 甦る母篇」に出演する高橋克実

     舞台「果てない 甦る母篇」に出演する高橋克実

  •  作品の魅力を語る高橋克実

     作品の魅力を語る高橋克実

  •  満面の笑みを浮かべた高橋克実
  •  舞台「果てない 甦る母篇」のチラシ
  •  舞台「果てない 甦る母篇」に出演する高橋克実
  •  作品の魅力を語る高橋克実

 俳優の高橋克実が、11、12月の舞台「果てない 甦る母篇」に出演する。20年間寝たきりだった女性が突然、回復したことで一家が大混乱に陥る物語。「家族という小さな世界の中で、それぞれが抱えてきた本音を面白い方法でえぐり出す、実験みたいな作品です」

 高橋が演じるのは一家の父、俊哉。脳出血で倒れ意識混濁が続く妻ハナ(大竹しのぶ)を介護士に任せ、独身気分で第二の人生を歩もうとした時にハナが目覚め、戸惑いを隠せない。同居の娘2人も、復活したハナに「結婚は? 仕事は?」と問われ、複雑な思いを抱く。

 記憶も価値観も20年前のままのハナは「まるでタイムスリップしてきたような存在」と高橋。元の時代に戻ってハッピーエンドを迎える作品が多いが「この一家の時間は戻らないから、互いの現実を擦り合わせるしかない」。その過程で、積年の恨みや不満が噴出していく。

 「家族って、容易に縁が切れないからこそ、意外と言えないことがあるんですよね」。実生活で本音を全てぶちまけたら家庭の危機だが「演劇なら人ごととして楽しみながら『自分の家族もこんなこと思ってるのかもしれない』と発見できる。親子で見るのがいいと思います」と話した。

 大竹を筆頭に演技巧者ぞろいの稽古場で、大いに刺激を受けているという。「これだけの方と同じ舞台に立てることを励みに、頑張って食らいつきたい」と意気込んだ。

舞台「果てない 甦る母篇」の上演予定は次の通り。11月7日~12月6日東京・シアタートラム、10~14日大阪・梅田芸術劇場、18~20日愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、24~29日福岡・クラフティア劇場(旧キャナルシティ劇場)

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