埼玉新聞

 

お米の苗から育てて「未来の弁当」を作る! 小中学生を対象に「じぶんデザイン」プロジェクト始まる

  • 5月の田植えに向けて、アドバイスを受けながら苗床を準備する参加者ら=8日、埼玉県加須市の早川農場

    5月の田植えに向けて、アドバイスを受けながら苗床を準備する参加者ら=8日、埼玉県加須市の早川農場

  • 5月の田植えに向けて、アドバイスを受けながら苗床を準備する参加者ら=8日、埼玉県加須市の早川農場

 社会課題の解決を目指してさまざまなテーマに挑戦する体験教室「じぶんデザイン」プロジェクト(埼玉新聞社主催)が8日、加須市の早川農場で開かれた。参加者は田んぼ散策や、5月の田植えに向けて苗床を準備。実際の米作りに関わる方々からアドバイスを受けながら、地産地消について理解を深めた。

 同プロジェクトは「自分でじぶんを創る力」を育もうと、コロナ禍で体験型学習の機会を失った県内の小中学生を中心に、生活や地域に関わる体験を提供。埼玉の企業団体と連携を図りながら、今年4月から本格的に始動した。

 同企画は『じぶんのお米で「未来の弁当」を作る!』と題し、4月~11月にかけ全8回の体験教室を開講。初回は「お米の苗を育ててみよう」をテーマに、早川農場の早川良史社長らが、米作りを通じた農業の根幹を伝えた。

 参加者は水を張る前の田んぼに入って、実際に土を触ったり、自分の歩幅で田んぼの面積を計測するゲームにチャレンジ。そして種もみを肥料を混ぜた土の上に丁寧に並べ、自分の手で育苗の準備を進めた。最後は早川農場で収穫された「彩のかがやき」「ミルキークイーン」でおにぎりを握り、お米本来のおいしささをかみしめていた。

 次回の田植え体験は5月13日を予定。その他の体験プログラムの詳細は「じぶんデザイン」プロジェクトのホームページまで。

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