埼玉新聞

 

人気集め文化祭で1500個を完売…「レアチーズ大福」高校生が授業で考案、老舗和菓子店が開発 店には文化祭後もリピーター、地域住民に舌鼓を打たせる新たなスイーツ

  • 県立新座総合技術高校が和菓子店「ほそや」と共同開発したレアチーズ大福「もちっとレアチーズinベリーソース」

    県立新座総合技術高校が和菓子店「ほそや」と共同開発したレアチーズ大福「もちっとレアチーズinベリーソース」

  • 【地図】新座市(背景薄緑)

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    朝霞市の位置

  • 県立新座総合技術高校が和菓子店「ほそや」と共同開発したレアチーズ大福「もちっとレアチーズinベリーソース」
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 「まさか自分の作品が商品になるとは」と男子高校生。「レアチーズとベリーソースの相性がバッチリ。自信作です」と和菓子店。県立高校の生徒らが授業で考案したスイーツのレシピを基に、老舗和菓子店が開発した新たなスイーツ「レアチーズ大福」が売れている。日本初という複合型専門高校の実践を重視した授業と老舗店の熟練の技術のコラボレーションが地域住民に舌鼓を打たせ、家族の団らんを提供している。

 新スイーツを考案したのは県立新座総合技術高校(同市新塚、相沢玲子校長、生徒数709人)総合ビジネス科の3年生。製造、販売しているのは創業64年の和菓子店「ほそや」(朝霞市本町、細矢真佐人社長)だ。

 開発したスイーツは、商品名「もちっとレアチーズinベリーソース」(税込み380円)。レアチーズにベリーソースを入れ、口溶けの良い餅生地で包んだ新食感の大福。甘さは控えめで、全ての素材が柔らかいため、口に入れると、とろけるように喉を通過する。

 新商品の開発は同校の総合ビジネス科3年生の授業「商品開発と流通」の一環。実社会との関わりを通じてより深くビジネスを学ぼうと、4年前から導入している。2023年度と25年度はコンビニ店「ローソン」と連携し、「レモンクレア」や「カップ入りケーキ」を共同開発した。

 本年度は、同店が新商品を開発していることや朝霞市から通学する生徒が多いことなどから「ほそや」に協力を依頼。6月から同科3年生37人が授業の中でテーマを限定しないで、数人の班に分かれ意見交換したり、個々の生徒らが創作したアイデア計32点をプレゼンテーションした。

 生徒の投票結果に同店舗の意見を取り入れ、得票数は2位だった「レアチーズ大福」に決定。レシピを採用された大星遥さん(18)は「チーズを使うことを決めていたが、酸味を加えるためにベリーソースを付けた。完成品は柔らかく、おいしい」と想像以上の出来に驚きを隠さない。

 生徒らによると、10月の同校文化祭で、同科がレアチーズ大福約1500個を販売したところ、生徒や家族らが行列を作るほどの人気を集め、完売したという。

 「ほそや」の細矢和子販売本部長は「高校生の考案による商品開発は初めてだが、店舗では出ない斬新な意見が聞けていい経験になった。文化祭終了後もリピーターが来てくれており、洋菓子の好きな若者の和菓子に対する思いも変わってくれれば」と和菓子の普及に期待を寄せている。

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