埼玉新聞

 

内縁の妻死亡…老人ホームで首を押さえた男に拘禁刑8年 つえで扉を開かないようにし、職員にまで聞こえる声が上がっても犯行続ける 施設に不満、自分も死ぬつもりで

  • 【裁判所】裁判所ちなみ

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  • 【地図】ときがわ町

    ときがわ町の位置

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 埼玉県ときがわ町の老人ホームで入所していた内縁の妻=当時(83)=を殺害したとして、殺人罪に問われた、元入所者の無職の男(82)の裁判員裁判の判決公判が30日、さいたま地裁であった。井下田英樹裁判長は被告に拘禁刑8年(求刑・拘禁刑10年)の判決を言い渡した。

 判決理由で井下田裁判長は被告がつえを使いスライド式の扉を開けられないようにした上で犯行に及び、ほかの居室にいた職員にまで聞こえるような声を上げたが犯行を完遂。事前にどうすれば扉が開かないようにできるか試しているなど「計画性もある」と指摘した。

 犯行に至る経緯は、入所していた被告が施設への不満から施設を出たいと考え、女性を残して施設を出ることができないことから、女性を殺害して自ら首をつって死ぬことを決意したと認定。「生命を奪う重大な事柄を意向も聞かずに決めたことは、独りよがりで身勝手で短絡的だ」と非難した。

 判決によると、2025年11月10日、ときがわ町の同施設内であおむけで寝ていた女性に馬乗りになって首や口を押さえ付け、13日に低酸素性脳症により死亡させた。

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