埼玉新聞

 

ピアニストのアブデーエワが全国ツアー 藤倉新曲、ショパンの詩情

  •  ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)

     ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)

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     ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)

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     ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)

  •  ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)
  •  ユリアンナ・アブデーエワ((C)Maxim Abrossimow)
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 2010年のショパン国際ピアノ・コンクールの優勝者で、ダイナミックな演奏に定評があるピアニスト、ユリアンナ・アブデーエワが11、12月に全国ツアーを行う。作曲家の藤倉大に委嘱した新作やショパンの詩情に満ちた「12のエチュード 作品25」などを披露する。「どれも私たちと同じ人間の感情を表現した曲。イマジネーションを働かせて聴いてほしい」

 藤倉の「Quiet Offering」は雰囲気や音色が独特で「濃淡のある雲の動きをイメージする作品」。藤倉の音楽は「現代と過去をつなぐ架け橋」と考えており、「自分の演奏会で何回も弾ける曲がほしかった」と話す。

 ショパンへの思いも特別だ。あらゆる感情に響く曲が必ずあるといい、「もろい人間だったからこそ音楽は豊か。弾くと一緒に曲を作ってくれている感覚になる」。

 昨年のショパンコンクールでは初めて審査員を務めた。自身が出場した時のことはステージに向かう際の一歩一歩の感覚も鮮明に覚えていて、演奏を聴くたびに思い出したという。

 厳しいコンクールに向き合う全ての参加者に尊敬の念を抱いたが、優劣をつけなければならない。「私がそんなことをして良いのか。芸術は審査して良いのか。ふに落ちない気持ちもあったが、大きな挑戦だった」

 考えを巡らせるのは「私たち人間はどのような存在なのか」との大きな問いだ。「新しい作品にどんどん取り組み、学び続けて答えを見つけたい」と意気込んでいる。

ツアー日程は11月21日青森・六ケ所村文化交流プラザ・スワニー、23日大阪・ザ・シンフォニーホール、24日神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール、26日愛知・しらかわホール、28日富山・入善コスモホール、12月1日東京オペラシティホール、3日宮城・日立システムズホール仙台▽藤倉大の新作は青森、愛知、東京、宮城の会場で演奏

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