埼玉新聞

 

中学入学前に5万円支援新設 あしなが、将来の選択肢を

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 遺児や親に障害がある子を支援する「あしなが育英会」(東京)が、中学校入学前の遺児らを対象とする支援金を新設した。同会の主な支援対象は高校生や大学生らだったが、より早く支援が必要な子どもとつながり、将来の選択肢を広げる狙い。制服代などの出費を見込み、来年1月下旬に要件を満たす400人に各5万円を給付する。

 同会が8月に実施した高校奨学金を受ける保護者への調査で、小学生の弟や妹がいる353世帯に中学進学での経済的不安を複数回答式で尋ねた。保護者の76%が制服や体操服費用を挙げ、修学旅行費の積み立てや部活動の経費への不安も50%台を占めた。

 支援金創設に関して小5から中2の子どもがいる保護者からは「制服やかばんの費用が不安。長男の時も5万円以上した」(小6男子の父)、「極力お金がかからない部活を選んでもらうことが心苦しい」(中2女子の母)、「制服1着がやっと。体育着は2着必要でも1着しか買えない」(中1女子の母)といった声が寄せられた。

 文部科学省の2023年度の学習費調査では、公立中学1年の平均の制服代は約5万9千円、かばんなどの通学用品は約2万600円だった。

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