新見沼大橋、11月28日から無料に 一方で未償還金42億円超が判明…埼玉県の補助金で精算 交通量は計画の約半分 皆野寄居、三郷流山橋の有料道路も計画を下回る
9月定例埼玉県議会公社事業対策特別委員会が14日開かれ、国道463号バイパスの一部として1996年11月に開通し、11月28日午前0時から無料開放される新見沼大橋有料道路(埼玉県さいたま市緑区)について、未償還金が42億8千万円に上ることが明らかになった。不足分は県の補助金から精算される。
国道463号は県南地域を東西に結ぶ重要な幹線道路。国道17号から国道4号までの間は慢性的な渋滞が発生していたことから、渋滞緩和の役割を果たすバイパス道路の一部として新見沼大橋有料道路が96年11月28日に開通した。東北自動車道浦和インターチェンジ(IC)や埼玉スタジアムへの接続道路として利用されている。延長は約1・4キロで、事業費は108億円。
当初計画では30年間で208億円の収入を想定していたが、実際には約126億円にとどまる見込み。同特別委員会で渡辺聡一郎委員(自民)の質問に対し、県土整備政策課の大塚信孝政策幹は「維持管理費のコスト縮減に取り組んだが、料金収入が当初の見込みに達しなかったという部分が大きな要因として考えられる」などと答弁した。25年度の計画交通量は1日当たり1万4173台を見込んでいたが、25年度の実績交通量は7539台だった。
県道路公社が運営している皆野寄居有料道路の25年度の計画交通量は1日当たり8016台だったが、実績交通量は6703台。25年度の三郷流山橋有料道路の計画交通量も1日当たり1万2784台を見込んだが、実績交通量は6247台だったという。
新見沼大橋有料道路の無料化の影響について、県道路公社の高橋厚夫理事長は「無料化に伴ってそれに見合った人員の削減も行う予定で、公社経営に対する大きな影響はないと考えている」などと答えた。










