埼玉新聞

 

特産「加須うどん」使い揚げ菓子開発 産学官連携、3種類の味 「埼玉のうどんになるよう成長してほしい」

  • 加須市の特産品「加須うどん」を使った新商品「加須のあげうどん」をアピールする関係者=加須市役所

    加須市の特産品「加須うどん」を使った新商品「加須のあげうどん」をアピールする関係者=加須市役所

  • 【地図】加須市(背景薄緑)
  • 加須市の特産品「加須うどん」を使った新商品「加須のあげうどん」をアピールする関係者=加須市役所
  • 【地図】加須市(背景薄緑)

 うどんの文化が根付く加須市で特産品「加須うどん」を使用した新商品「加須のあげうどん」が完成し、市内で販売が始まった。産学官の連携で誕生した揚げ菓子で、どれも手軽に食べられる。味は3種類。菓子の開発には地元高校生も携わり、加須のうどんから「埼玉のうどんになってほしい」との願いや熱い思いが込められている。

 販売者は同市に本社を構え、観光土産品を中心に流通・卸売を営む三洋物産。加須うどんの商品化を検討していたという。加須手打うどん会が監修し、同市と地元の花咲徳栄高校、日本薬科大学(伊奈町)が連携して開発に取り組んだ。同大学は同市と2021年に「食と健康づくりに連携する協定」を締結。加須うどんは300年以上前に、不動ケ岡不動尊總願寺の門前で参拝客に振る舞ったのが発祥とされ、歴史を誇る。

 花咲徳栄高校では、食育実践科2年生の有志18人でアイデアを出し合った。揚げたうどんの試食後、加須らしさに加え、幅広い人たちに親しまれる味わいを目指し検討を重ねた。大学生も試食に協力。完成した味は「甘辛醤油(しょうゆ)ねぎ味」と「塩キャラメル味」、「きなこシナモン味」で、どれもさくさくしている。

 小麦も国内産を使用。7月下旬に商品化が決まり、高校生はパッケージもデザインした。2年生の佐藤寧南(しずな)さんの案を基に、パッケージを仕上げた。佐藤さんは「うどんは“和”なので筆文字っぽくし、見やすく、目立つように文字を書きました」と説明する。

 市役所で完成報告会も行われ、吉澤貴子社長は「さまざまなご縁を形にできました」とあいさつし、出席した佐藤さんは「加須のうどんではなく、埼玉のうどんになるように成長してほしい」と期待を寄せる。同校2年生の栗田俊さんも「達成感があります」と誇らしげに胸を張った。

 「加須のあげうどん」は、かぞ観光案内所、道の駅「かぞわたらせ」「童謡のふる里おおとね」などで購入できる。価格は800円(税別、100グラム)。

 問い合わせは、三洋物産(電話0480・65・6639)へ。

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