埼玉新聞

 

大勢の参拝者ら無病息災を願う 一般客もはだしで…本庄・普寛霊場で秋季大祭、山伏が火渡りなどの神事

  • 火渡りの神事で、護摩をたいた跡の灰の上を歩く山伏たち

    火渡りの神事で、護摩をたいた跡の灰の上を歩く山伏たち=10日、本庄市中央の普寛霊場

  • 【地図】本庄市(背景薄緑)

    本庄市の位置

  • 火渡りの神事で、護摩をたいた跡の灰の上を歩く山伏たち
  • 【地図】本庄市(背景薄緑)

 木曽御嶽山を開山した行者の普寛上人の墓があり、教派神道御嶽教の直轄霊場の普寛霊場(本庄市中央)で10日、秋季大祭が開かれた。県内外から山伏が集まって火渡りなどの神事を行い、大勢の参拝者が無病息災を願った。

 普寛上人は1731(享保16)年に秩父市大滝で生まれた。江戸に出て剣の技を磨いた後、武士を辞めて修験となり、修行に入った。全国の山々を巡り、木曽の御嶽山(長野県)や沼田の武尊山(群馬県)などを開山。1801(享和元)年、御嶽山から江戸に向かう途中に病気となり、本庄で息を引き取った。

 大祭は春と秋の年2回行われ、県内のほか、長野県や群馬県などからも信徒が集まる。この日は境内で護摩がたかれ、十数人の白装束の山伏がはだしで、手にした錫杖(しゃくじょう)を鳴らし、般若心経を唱えながら炎の周りを歩いた。その後、燃え残った灰を竹でならして道を作り、塩をまいて火渡り。山伏たちに続いて、一般参加者もはだしで後に続いた。

 長野県安曇野市の古籏久美さん(45)は母のまゆ美さんと参拝に訪れ、火渡りを体験。「(足の裏が)熱かったけど、すがすがしい。2人とも健康で過ごせるようにお願いしました」と話していた。

ツイート シェア シェア