埼玉新聞

 

EU加盟交渉で賛否二分 北欧アイスランド、国民投票

  •  29日、国民投票が行われたアイスランドの首都レイキャビクの街並み(共同)

     29日、国民投票が行われたアイスランドの首都レイキャビクの街並み(共同)

  •  29日、国民投票が行われたアイスランドの首都レイキャビクの街並み(共同)

 【レイキャビク共同】北欧の島国アイスランドで29日、欧州連合(EU)加盟に向けた交渉を再開するかどうかを問う国民投票が行われ、即日開票された。国営放送の開票速報によると、賛成と反対がほぼ横並びとなっている。投票に法的拘束力はないが、政府は結果に従う方針を示している。

 地元メディアによると、有権者数は約27万人。国営放送によると、29日午後11時半(日本時間30日午前8時半)ごろの時点で、開票された約6万7千票のうち賛成が51・5%、反対が48・5%。国営放送が投票開始前に報じた世論調査の結果でも賛否が拮抗していた。

 アイスランドは2009年にEU加盟を申請。13年の政権交代で交渉が停止していたが、米国に依存してきた安全保障政策の変革やユーロ導入による為替の安定を求め、加盟に賛成する声が高まった。一方、反対派は、国を支える漁業がEUの共通漁業政策によって干渉されることを懸念している。

 外務省によると、今回の国民投票を受けて交渉が再開し、政府とEUが加盟条件に関し合意に至った場合も、再度国民投票を実施する。

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