埼玉新聞

 

【連載】埼玉発・企業トップが語る成長戦略・ICST横井博之社長 後編 インドで自社開発製品「乳がん検診手袋」展開

  • インタビューに答えるICSTの横井博之社長=さいたま市中央区のICST本社

    インタビューに答えるICSTの横井博之社長=さいたま市中央区のICST本社

  • 2024年1月さいたま市緑区に開設した「さいたま研究所」

    2024年1月さいたま市緑区に開設した「さいたま研究所」

  • インタビューに答えるICSTの横井博之社長=さいたま市中央区のICST本社
  • 2024年1月さいたま市緑区に開設した「さいたま研究所」

 医療健康機器などの輸出入販売、医療関連新製品の企画開発などを手掛けるICST(さいたま市中央区上落合)。横井博之社長にインドでどのように展開するのかなどを聞いた。

 -インドではどのように展開するのですか。
 「自社が開発した乳がん検診手袋のブレストケアグラブをインドで展開したい」

 「これまで国際協力機構(JICA)の事業に採択され、基礎調査などをやってきた。今年、インドでの本格的な展開をスタートさせる」

 -乳がん検診手袋の強みは。
 「乳がんは早期発見できれば生存率が高い。この手袋は安全・安心をモットーに、女性の健康管理に貢献したいという思いで開発した。素手で直接触った場合には気付けないような小さな変化も感じとることができる。インドなど国内外で特許も取得済みだ。この手袋を使って違和感を感じたら、病院施設での本格的な検診にもつながると見ている」

 -インドで展開したその先は。
 「インドでビジネスモデルを構築するには3年程度かかると見ている。現地でしっかり基盤を固めビジネスモデルを構築し、そのモデルを他の国にも展開していきたい」

 「将来的にはインドネシアとベトナムでも展開できればと考えている」

 -国内市場の戦略は。
 「通関業者になるため、現在準備を進めている。通関業者になることで、ICSTの価値をさらに高められる。通関業を自社の強みのひとつとして展開していきたい」

 「自社サイトのNOZOMIhomeによる事業も強化する。このサイトで取り扱う商品群を充実させ、BtoC(消費者向け)ビジネスを拡大したい」

 -今後の数値目標は。
 「今後10年で売り上げ100億円規模を目指している」

 -どのような企業を目指していきますか。
 「医療、健康に関わる事業を通じて安全・安心を提供し、世界の人々の健康に貢献したいという思いで起業した。この思いはこれからも変わらない」

【企業概要】株式会社ICST…本社・さいたま市中央区上落合5丁目17-1 S4タワー2階。2004年6月に設立。資本金は、3210万円、従業員数は67人(2026年7月末現在)。事業内容は、医療機器・健康機器の輸出入販売、医薬品医療機器等法申請サポートと申請代行。 

【埼玉県の経済をけん引する企業トップに焦点を当てた、新インタビュー連載「埼玉発・企業トップが語る成長戦略」がスタート。毎週火曜日と金曜日の週2回、電子版で配信する。激変する経営環境のなかで、いかにして次の成長カーブを描いているのか。最前線で舵を取る経営者の戦略に迫る】

=埼玉新聞WEB版=

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