埼玉新聞

 

目標はブリスベン五輪 ホッケー並木倖希・宮代百間中 野球と二刀流で才能発揮 「きついけれど楽しいからやれている」

  • 五輪出場を目標に掲げ練習に励む並木倖希

    五輪出場を目標に掲げ練習に励む並木倖希

  • 【地図】宮代町(背景薄緑)
  • 五輪出場を目標に掲げ練習に励む並木倖希
  • 【地図】宮代町(背景薄緑)

 飯能ジュニアホッケークラブに所属する宮代百間中2年の並木倖希(13)は、県と県スポーツ協会が主催するアスリート育成プログラム「プラチナジュニア」や、国と日本ホッケー協会が未来の日本代表を担う選手を育成する「NextSTARプログラム」に選抜された日本ホッケー界の金の卵だ。「大学生で2032年のブリスベン五輪に出たい」と目指す場所を明確に定め、日々の練習に励んでいる。
 
 幼少期から体を動かすことが好きでサッカーや体操、スイミングなどさまざまな競技を経験した。ホッケーと出合ったのは小学校6年。プラチナジュニアに応募し、体験会でプレースピードとテクニックの奥深さに魅了された。

 身長は160センチと小柄だが、相手守備がいないスペースでボール受ける動きや正確なシュートが武器。「ゴール前ではすぐシュートが打てるようにいつも体勢を整えている」と貪欲に得点を狙うプレースタイルだ。

 中学校の部活動は野球部に所属しており、ホッケーとの二足のわらじを履く。クラブでは点取り屋のFW、野球部では新チームからエースを担い、双方で才能を発揮。「きついけれど楽しいからやれている」と2競技の両立をものともしない。

 県内の中学生が本格的にホッケーに取り組めるのは同クラブと飯能市内の中学校1校のみ。自宅のある宮代町からクラブの活動場所である阿須ホッケー場までは車で約2時間かかり、両親が車で送迎できる土日のみ練習に参加している。

 まだ競技を始めて1年半だが、自宅周辺に競技できる環境がなく苦労している当事者だからこそ、競技人口の増加、発展といった課題にも目を向ける。「ホッケーはできる場所が限られている。県の東部にも活動拠点をつくって、競技を普及させたい」と将来の夢を描いた。

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