埼玉新聞

 

人気集めたフレーバーで…これまでにない、エキゾチックな香りのジェラート誕生 クラフトジンの製造に使用、廃棄されるジュニパーベリーを再活用 川越の地域資源を生かし誕生

  • 「川越ジンレーズンジェラート」を紹介する門平光正さん

    「川越ジンレーズンジェラート」を紹介する門平光正さん=14日、川越市幸町のりそなコエドテラス

  • 【地図】川越市(背景薄緑)

    川越市の位置

  • 「川越ジンレーズンジェラート」を紹介する門平光正さん
  • 【地図】川越市(背景薄緑)

 川越市内で製造されている蒸留酒ジンに使われた後のジュニパーベリーを再活用した「川越ジンレーズンジェラート」が誕生し、同市幸町の地域振興拠点施設「りそなコエドテラス」内で販売を始めた。施設内のイタリア料理店のシェフ門平光正さん(44)や日本栄養大学(坂戸市、香川明夫学長)の学生らが共同開発した。「地域資源を生かした、これまでにないエキゾチックな香りのジェラート」。門平さんはそう紹介し、新たな川越の名物に据えたいと考えている。

 ジュニパーベリーは針葉樹セイヨウネズの実で、スパイシーかつ爽やかな香りを特徴とする。

 川越市中福にある「武蔵野蒸留所」では、製造するクラフトジン「棘玉(とげだま)」の香り付けとして用いている。ジンの香り付けに使われた後は、ほぼ廃棄されるという。

 蒸留後に残されたジュニパーベリーを再活用しフレーバーの骨格としているのが、川越ジンレーズンジェラートだ。

 コエドテラス内でイタリア料理店を運営する「ノースコーポレーション」の門平さんと同大の学生は「川越名物になる新しいジェラート」を目指し、今年4月ごろから開発を始めた。

 ジンのほか、川越産の酒かすやみそポテトなど複数のフレーバーを試作。交流サイト(SNS)で一般から投票を募ったところ、ジンのフレーバーが人気を集めた。試食を行い、商品として確立させた。門平さんは「ジュニパーベリーの香りや味のインパクトが強かった」と振り返る。

 秩父産ミルクを使ったジェラートに、ジュニパーベリーの香りや削った実を含ませる。刻んだレーズンが味覚や食感にアクセントを加えている。「滑らかで口溶けが良い。今までに感じたことのないような、エキゾチックな香りが口に広がる」と門平さんは語る。

 川越ジンジェラートは他ジェラートとダブルのカップ600円、コーン770円。りそなコエドテラス1階の「ECCOLAコエドジェラート」で扱っている。

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