アニメ業界はらむ労災問題 保険加入少なく、団体設立
2026/08/22/06:25
世界的に評価の高い日本のアニメ業界。現場を支えるのは多くのフリーランスだが、労働者が対象の労災保険には原則的に入れず休業補償などが受け取れなかった。2021年にはフリーのアニメ制作者も加入できるようになったが、加入者数は伸び悩み、今年6月に申請をサポートする団体が設立された。アニメーション映画監督で団体副理事長を務める片渕須直さん(66)は「盛況な業界を支える制作者らにも安心が必要」と語った。
アニメ業界では、大手が制作者を社員化するなど労働環境の整備が進む一方、今も多くがフリーランスや個人事業主として働いている。こうした人たちのセーフティーネットの整備は大きな課題となっていた。
約45年にわたり業界に携わり、アニメ映画「この世界の片隅に」などを手がけた片渕さんは周囲でも50代で亡くなった人が何人もいたと話す。
6月に設立された片渕さんが副理事長の団体「アニメ安心ネット労災保険」は、フリーランスで働く人が特別加入制度に入るための申請や労災が起きた時のサポートを担う。ハラスメントの相談なども受け付ける。












