埼玉新聞

 

【東京ウオッチ】捨てられる紙を“生活の美”に活用 イッセイミヤケによる家具プロトタイプ展、六本木で いまのTokyoをつかむイベント情報(22日~30日)

  •  ペーパーログから作られたスツール((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)

     ペーパーログから作られたスツール((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)

  •  「The Paper Log:Shell and Core」展の会場=東京・六本木(撮影:Masaya Yoshimura)(提供写真)

     「The Paper Log:Shell and Core」展の会場=東京・六本木(撮影:Masaya Yoshimura)(提供写真)

  •  紙を束ねて作ったアームチェア((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)

     紙を束ねて作ったアームチェア((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)

  •  帝国ホテル東京の英国フェアで提供されているアフタヌーンティーのスイーツ(提供写真)

     帝国ホテル東京の英国フェアで提供されているアフタヌーンティーのスイーツ(提供写真)

  •  「Tokyo Africa Collection 2019」のステージに並ぶモデルたち=東京・有楽町(資料、提供写真)

     「Tokyo Africa Collection 2019」のステージに並ぶモデルたち=東京・有楽町(資料、提供写真)

  •  ペーパーログから作られたスツール((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)
  •  「The Paper Log:Shell and Core」展の会場=東京・六本木(撮影:Masaya Yoshimura)(提供写真)
  •  紙を束ねて作ったアームチェア((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)
  •  帝国ホテル東京の英国フェアで提供されているアフタヌーンティーのスイーツ(提供写真)
  •  「Tokyo Africa Collection 2019」のステージに並ぶモデルたち=東京・有楽町(資料、提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【22日(土)】

 ▽「The Paper Log:Shell and Core」(~9月13日、港区、入場無料)

 衣服の製造現場で役目を終えた紙が、美しい家具へと生まれ変わる。そんな試みを紹介する展覧会が、六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開かれている。

 表面をのりで固めたスツールや、ろう付けにして強度を高めたベンチ、紙を束ねたアームチェアなど、紙を原料として制作された家具のプロトタイプが並ぶ。いずれも淡い色彩が美しい。

 素材の紙は、イッセイミヤケを象徴するプリーツ製品の製造工程で生じる副産物。プリーツひだをつくるマシンに入れる生地を保護するために使われる白い紙だ。使用済みの紙は本来、輸送の効率化を図りロール状に固く圧縮しリサイクルや廃棄される。

 その丸太のような紙の塊「ペーパーログ」に“生活の美”の可能性を見いだしたのが、三宅デザイン事務所のデザインディレクターの一人である近藤悟史さん。ある時、ペーパーログをカットすると、断面にブルーや赤、パープル、ベージュなど衣服の色がマーブル模様のように表れているのに気づく。「スツールやテーブルなどに再利用できるのでは」と思いついた。

 パリでの「2025年春夏コレクション」で観客用のスツールを制作したところ、好評を得た。家具としての制作を本格的に目指す研究プロジェクトを始動。今年4月のミラノデザインウイークでは家具のプロトタイプなどを複数発表し、今回の展覧会につながった。協働パートナーのスペインの建築事務所「アンサンブル・スタジオ」がアートとして制作したオブジェも展開する。

 近藤さんは「本来は捨てられてしまう物にも価値が宿っていると感じてほしい。“人々の生活を豊かにする”というブランドの思いを、インテリアの形で表現していきたい」と話した。

 ○そのほかのお薦めイベント

 【22日(土)】

 ▽「英国フェア 2026」(~31日、千代田区)

 夏の暑さで疲れた心身を癒やすための英国フェアが、内幸町の帝国ホテル東京で開催されている。11回目を迎えた今年は英国大使館の伝統的なレシピに、ホテルシェフたちの洗練された技術を融合させたメニューをそろえた。

 本館17階の「インペリアルラウンジ アクア」で提供されるアフタヌーンティーの注目は、スペシャルデザート「桃のイートンメス」。ローズマリー風味のバターでソテーした桃にブラッドオレンジのシャーベットを重ね、爽やかな味に仕上げた。生クリームにバジルを利かせたショートケーキや、酸味が効いた「レモンポセット」など、色鮮やかな果物やハーブが主役のスイーツが並ぶ。

 セイボリー(塩味の軽食)では、さまざまなスパイスを感じるカレー風味のスープ「マリガトーニ」や、サクサクのパイ生地にホウレン草や枝豆、エストラゴンを盛りつけた「コロネーションキッシュ」も提供。バターミルクで風味付けをした「バッキンガムスコーン」は持ち帰り可能。

 本館1階のホテルショップ「ガルガンチュワ」では、伝統的な家庭料理をアレンジした「トライフル」など、テイクアウト商品を紹介。優雅な英国の文化と歴史に接する機会となっている。

 【29日(土)】

 ▽「にじーず創立10周年イベント~LGBTの子ども・若者の居場所が『全国どこでもあたりまえ』な社会へ~」(13時半~、新宿区・ふれあい貸し会議室新宿相模)

 性的少数者(LGBTなど)の子どもや若者が安心して過ごせる環境づくりを考えるイベントを、一般社団法人「にじーず」(横浜市)が新宿で開催する。

 同団体は2016年の活動開始以来、学校の中に相談相手がおらず、自身の伝え方に悩む当事者が安心して話せる場所を全国各地につくってきた。

 当日は「ユースフォーラム」を実施。子どもや若者たちが、学校や家庭、社会、地域の中で感じてきたことや、大人や社会に伝えたい思いを語る。

 【30日(日)】

 ▽「First Collection Tokyo―Africa Edition」(港区、14時開演)

 アフリカの多様な文化と魅力を発信するファッションショーが、六本木のハリウッド大学ホールで開催される。前身の「Tokyo Africa Collection」の初開催から10周年を機に、イベントタイトルを「First Collection」に改めた。

 主宰する株式会社ステージバンク代表の菅生零王さんは、10年前は大学生だった。「日本では貧困や紛争といったイメージで語られがちなアフリカ。その偏見を打ち破りたかった」と振り返る。その後、数年ごとにショーを開催。アフリカの文化色を前面に打ち出してきたが、今回はより幅広い層に訴えかけるよう工夫を凝らす。

 特設ランウエーには、東京都主催の「NFDT(ネクスト・ファッション・デザイナー・オブ・トウキョウ)」などで評価される日本の若手デザイナーたちが参加。エチオピアやケニアなど10カ国をリサーチし、出演モデルたちの個性に応じてデザインしたルックを披露する。「NFDTのプロジェクトで一流デザイナーから指導を受けている彼らが、その国の魅力をどう解釈するのかとても楽しみだ」

 ナイジェリア発の「PITH Africa」など、フランスや英国の若者たちの注目を集めるブランドも紹介。菅生さんは「カラフルな柄やフェアトレードという固定観念を超え、世界水準のデザインを発信するブランドがある。日本のストリートにも浸透してほしい」と期待する。

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