塚にともす慰霊の炎 美里で猪俣の百八燈
2026/08/17/23:15
地域を見渡す小高い山に築かれた108基の塚に火をともす盆祭りの行事「猪俣の百八燈」(国指定重要無形民俗文化財)が15日夜、美里町猪俣で行われた。
平安~鎌倉時代に活躍した武士団・猪俣党の棟梁(とうりょう)の猪俣小平六範綱とその一族、地域の人たちの先祖を慰霊する行事と伝えられている。保存会や地元の大人の支援を受け、地元の子どもたちが取り仕切っているのが特徴だ。
この日の夕方、そろいのはんてんを着た地元の小中学生や高校生ら約30人が高台院に集まり、おはやしを披露。猪俣一族の霊に拝礼した後、たいまつを持った子どもたちを先頭にした一行が、太鼓や笛の音色とともに堂前山に向かった。
山頂に着くと、塚の前に並んで「オー」と鬨(とき)の声を上げ、108基の塚に次々と火をともした。慰霊の炎が浮かび上がり、幻想的な風景が広がった。











