説得応じない男性…スマホ片手にATM操作 スピーカー状態のスマホから漏れる操作を指示する声 偶然居合わせた女性2人が相談、説得も応じず110番 被害防止につなげた、面識ない2人の行動を絶賛
2026/08/09/09:46
無人ATMコーナーの利用客らが連携して特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、東入間署は5日、富士見市の主婦桑原妙子さん(65)と同市のパート中西明美さん(52)の2人に感謝状を贈呈した。
同署などによると、7月9日午後3時半ごろ、富士見市の東武東上線鶴瀬駅近くの無人ATMコーナーで、富士見市の70代の無職男性がスピーカー状態にしたスマホを片手に入ってきた。男性は「今着きました」などと話し、スピーカーからはATMの操作を指示する声が漏れていた。
このため、同コーナーにいた桑原さんが振り込め詐欺を直感し、近くにいた中西さんに相談。中西さんは男性を説得したが、「市役所から還付金の連絡があった」などと言って応じなかったため、110番。駆け付けた同署員が説得したため、男性の被害は未然に防止された。
桑原さんと中西さんはこの日、たまたま同コーナーに居合わせた面識のない間柄。2人の機転と連携が被害の未然防止につながった。2人の行動について、塩原克利署長は「日常の中で『おかしい』と思ったことで行動を起こすコミュニティーができていることを心強く思う」と絶賛した。
感謝状の贈呈を受け、2人は信じられないという面持ちで中西さんは「本当にもらっていいものなのか」、桑原さんは「大それたものなので最初は断ろうと思った」と、それぞれ話していた。











